「心理を寸法に変える」——想像力でクリニックの未来をデザインする。

想像力がすべての原点だった

幼い頃から、私は想像力のたくましい子供でした。「もし自分がこの場所にいたら、どんな景色が見え、何を感じるだろうか」。そんな空想の癖が、今の私の設計士としての根幹を形作っています。

「我が子が怖がらない場所」を作りたい

これまで数多くのクリニックを設計してきましたが、中でも小児科、耳鼻咽喉科、皮膚科など、小さなお子様が通うクリニックの設計には特別な思い入れがあります。 一人の親として、我が子が「ここは怖くないな」「安心して診てもらえるな」と感じる場所を一つでも増やしたい。その一心で、入口に立った瞬間の視線から、待合室の椅子の高さ、診察室への動線に至るまで、子供たちの、そして不安を抱える親御さんの気持ちを想像し尽くしてきました。

「全ての人の気持ち」を1mmの寸法に込める

私の設計思想はシンプルです。「ここに立ったら、人はどう感じるか」。 患者さんの不安、医師の集中力、スタッフの使いやすさ。クリニックに関わる全ての人の心の動きを読み解き、それを具体的な「寸法」に落とし込んでいく。心理的なストレスを排除した先に現れる「機能美」こそが、私の20年のキャリアが辿り着いた答えです。

現場知見を、先生の「武器」に変えるために

この独自の視点は、結果として多くの設計コンペでの獲得に繋がり、ハウスメーカーの設計士向け講習を任されるまでになりました。 しかし、設計という「箱」だけでは、先生の理想をすべて守り切ることはできません。20年の現場知見を「事業プランニング」という形でも提供することで、先生の理想を利益に変え、持続可能な医療の形を支える。それが、専属アドバイザーとしての私の使命です。