2026年2月– date –
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設計
受付は「対応力」より「迷わせない設計」──安心は、言葉より前に始まっている
受付は、患者さんが最初に人と向き合う場所です。 「こんにちは」と声をかけられる、その前にすでにいろいろなことを感じています。 ・ここで合っているかな・どうすればいいんだろう・今、声をかけていいのかな 設計の仕事を通じて、『受付の印象が、クリ... -
事業
事業計画書は、銀行のためじゃない──迷ったときに戻ってこられる「地図」の話
「事業計画書を作りましょう」開業準備を進めていると、ほとんど必ずこの言葉を聞くことになります。そのたびに、少し身構えてしまう医師も多いかもしれません。数字が苦手。未来なんて予測できない。どうせ計画どおりにはいかない。 そう感じるのも、自然... -
設計
物件選びで見落とされがちな「入口の条件」──立地より先に、患者さんは入口で判断している
「立地は悪くないはずなんですけどね」開業後、そう話される医師は少なくありません。駅からも近い。周囲に人の流れもある。条件としては、悪くない。それでも、「思ったほど患者さんが来ない」「新患が伸びない」という声を聞くことがあります。 設計の現... -
考え方
「理想の医療」だけでは続かない──理念を、事業の中にそっと置いておく話
開業を考える医師の多くは、何かしらの「理想」を持っています。もっと患者さんと向き合いたい。流れ作業のような診療はしたくない。自分が納得できる医療をしたい。 そう思うこと自体は、とても自然で、とても健全だと思います。ただ、設計や事業の現場を... -
考え方
開業に向いている医師、向いていない医師──能力や性格では決まらない、という話
「自分は、開業に向いているんでしょうか」この質問は、本当にたくさん聞いてきました。開業を考え始めた医師ほど、この問いに、早い段階でぶつかります。 経営が得意じゃない。営業は苦手。要領がいいタイプでもない。 そうやって、自分を誰かのイメージ... -
事業
開業で「後戻りできない判断」トップ7──決める前に、いったん立ち止まるための整理
開業の準備をしていると、「決めなきゃいけないこと」が一気に増えてきます。物件。設計。資金。スタッフ。診療の形。どれも大切で、どれも簡単には決められません。その中には、あとから調整できるものと、一度決めると戻りにくいものがあります。 この記... -
設計
待合は広さより「落ち着き方」──診察室より記憶に残る、あの時間のつくり方
待合は、診療が始まる前の時間を過ごす場所です。でも実際には、「何をすればいいか分からない時間」「ただ呼ばれるのを待つ時間」になっていることも少なくありません。 設計の仕事を長くしていると、『先生の顔より、待合の雰囲気のほうが印象に残ってい... -
設計
受付はクリニックの司令塔──スタッフの会話量は、配置で決まっている
受付は、患者対応の窓口であり、スタッフの作業拠点でもあります。多くの医師は、「受付業務はオペレーションの問題」と考えがちです。 しかし、設計の現場で見てきて感じるのは、受付で起きている多くの問題は、運用ではなく配置で決まっている。 受付は... -
事業
開業資金「いくら必要?」の前に──固定費の重さを先に知っておく
「開業資金って、いくらくらい必要ですか?」この質問も、とてもよく聞きます。そして多くの場合、答えを探すときに、設備費や内装費から考え始めます。 もちろん、それらも大切です。ただ、長く現場を見てきて感じるのは、本当に効いてくるのは開業資金そ... -
設計
良いクリニック設計は『図面』より『心理動線』──言葉を使わないコミュニケーションの話
「設計は、図面がすべてだと思っていました」これは、開業後に医師からよく聞く言葉です。確かに、図面は大切です。面積、部屋数、法規、動線。どれも欠かせません。 でも、実際に患者さんが感じているのは図面そのものではありません。・入りやすいか・落...
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